なぜ“ロゴ作成アプリ”ではいけないの?
誰でも似たようなロゴになる
ロゴ作成アプリは便利ですが、テンプレートが多く使いまわされており、他の人とかぶりやすくなります。また、誰かが作ったテンプレートにしろ、生成AIにしろ、“あなたの想い”や“ビジネスの個性”までは表現しきれません。
便利さの裏側で、「どこかで見たことのあるデザイン」や「意味のない形」が生まれやすくなり、伝わるロゴにならないことも多いのです。
ロゴはただの飾りではなく、「誰に、どんな価値を、どのように届けるのか」というブランドの核を表現するもの。
だからこそ、テンプレート任せではなく、自分の言葉やビジョンをもとに、一から組み立てることが大切です。企業やブランドにとって、「唯一無二」であることはとても大切です。
意図や意味を“込めづらい”
アプリでは「色を変える・フォントを選ぶ」程度しかできないことが多く、生成AIだとその後の変更が困難になり、ブランドの理念や世界観をロゴに込めるのが難しいです。
拡張性・応用力に乏しい
アプリで作ったロゴは、印刷物やWEB、動画など複数の媒体で使う時に不都合が出やすいです。
Illustratorで作れば、拡大・縮小しても劣化しないベクターデータで管理できます。
Illustratorで作る“簡単ロゴ制作”ステップ
Step1:ブランドやサービスの特徴を言語化しよう
- どんな人に向けて?
- どんな印象を持ってもらいたい?
- 強み・個性は?
→ これらを言葉にしてからデザインを始めると、“伝えるロゴ”になります。
Step2:フォントを選ぶ
- シンプルなサンセリフ体(例:Futura、Noto Sans)でモダンに
- 優しさや親しみがほしいなら手書き風や丸ゴシック体
→ まずは文字だけでロゴを試作してもOK!
Step3:図形やアイコンを組み合わせる
楕円形ツール
や多角形ツール
などを使い、視覚的なシンボルを足してみましょう- 例えば、「光」なら放射状の線、「風」なら曲線で表現
→ 複雑すぎず、一目で伝わるシンプルさが大切です
Step4:色を決める
- 色には“印象”があります
- 青:信頼感
- 赤:情熱
- 緑:安心・ナチュラル
→ 特別な理由がなければ最大でも2~3色程度にとどめるとバランスが良いです
Step5:整列・バランスを取る
整列パネル
で中心揃え・間隔の調整グリッド
やガイド線
を使って正確に配置
→ 最終的に、小さくしても見やすいかもチェック!
Illustratorで作るロゴの強みとは?
① どんなサイズでも美しい(ベクター形式)
- 小物アクセサリー〜大型看板まで、サイズに関係なくキレイに表示可能
② 他の制作物に展開しやすい
- Illustratorで作れば、そのまま名刺や・チラシ・パッケージ・SNS素材などにも使えます
③ 本気で伝わるロゴになる
- アプリでは表現できない「意味」や「世界観」もIllustratorなら可能です
おわりに:ロゴは“顔”だから、ちゃんとつくる
ロゴはブランドの「顔」であり、最初に見られる大切なデザインです。
無料のロゴ作成アプリも便利ですが、想いや目的を込めて作ったロゴは、相手に伝わる力がまったく違います。
そして何より大切なのは、そのロゴを使う自分たち自身が、一番そのロゴを好きでいられることです。
Illustratorなら、初心者でもステップを踏めばしっかりしたロゴが作れます。
「ちゃんと伝えたい」人にこそ、Illustratorでのロゴ制作をおすすめします!

コメント