デザインの世界では、いつもHOTな話題の1つが「著作権」です。とは言っても著作権について、その全てを知る人は少なく、知っているつもりで、実は間違っている事も著作権に限らず法律全般的に多いもの。

現役弁護士さん曰く

「ネット上で出回っている法律に関する情報の9割は誤解を招く情報ですので、その事案に詳しい弁護士から直接聞いてください。」との事。

そこで、ここでは簡単ではありますが、著作権について触れたいと思います。

著作権って?

そもそも著作権は、それ(著作物)を作った著作者のためにある権利です。

どこまでが著作物でどんな人からが対象?

著作物と言うと「美術館やコンペに出すくらいな有名な大作」と思っている人もまだいるようですが、全くの誤解です。例えば子どもが描いた落書きやSNSに投稿した写真、ダンスの振り付けなど「人が作ったモノ」が著作物と言って良いと思います。もちろん年齢など関係なく全ての人が対象です。

また著作権には、大きく2つに分けられます。

それが「著作人格権」と「著作財産権」です。

 

著作者人格権って?

これは、その名の通り「著作者の人格を守る権利」です。作品を作った人の人格を保護する目的ですので譲渡・放棄することはできません。とは言ってもこれだけでは観念的になってしまいますね。具体的にこれで守られる内容は、

・公表権(著作物の公表の有無と、その方法を決定できる権利)

簡単に言うと了承なしにみんなに見せる行為

・氏名表示権(著作物に著作者の氏名を表示するか否か、表示する場合どのような表記にするかを決定できる権利)

簡単に言うと了承なしに作者の名前を公表したり変える行為

・同一性保持権(著作物のタイトルや内容を他者が勝手に変更出来ない権利)

簡単に言うと了承なしに作品を変えたりする行為

上記以外に「著作者の人格や社会的評価に悪い影響を与えるような事案の場合」は、著作者人格権を侵害したものとみなされる場合があります。

 

著作財産権って?

これは、著作者が創作した「モノ」に与えられる権利で、こちらは他人へ譲渡や販売することができます。この権利の中には「モノ」によって分かれていますが、代表的なのが「複製権」です。

複製権とは、著作物をコピー機や現在ではSNSなどで複製する権利で、基本的には著作者にその権利はあります。

 

著作財産権の有効期限は?

著作財産権の有効期限は、著作者の死後50年と定められています。ちなみに著作者人格権は死後に消滅しますが、人格の保持自体は死後も残ります。つまるところ、著作者を尊重しようと言うことですね。

 

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富田 學

富田 學

富田 學 Design Management Office FAVORIS-代表(デザインマネジメント オフィス ファヴォリス) 外部デザイン専門家/Art*Flag/アーティスト活動・支援/クリエイト研究会-会員/マーチングバンド-カラーガードセクション歴14年/ビジュアルコーディネーター/色彩コーディネーター/(楽しいとき)活動促進するプロセスを共有できているとき (得意なこと)本質的な問題を模索したり、既存のアイデアにプラスアイデアを追加・別の視点で提示すること (嫌いなこと)議論・結論が曖昧な話し合い