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著作権がないと国が滅びる?

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著作権がないと国が滅びる?

「著作権ってなに?」と聞かれたら、あなたならどのような回答をしますか?

「作った物は、作った人の権利で法律で定められているから、他人が勝手に使ってはいけない。」現代において、多くの人はこのように認識されているかと思います。

しかし、これを現実世界で破っている人もまた多いんです。なぜなら、それは簡単な話で著作権に対する認識が甘いから。

著作権は何のために存在するの?

世の中に溢れている物やシステムには、必ず誰かが考え、作っています。その創造主こそが著作者であり、著作物の生みの親。この関係を著作権法で守っています。

著作者は、著作物を作る事で生活をしています。作るために生活を守り、生活を守るためにも資金が必要になります。が、多くは、支援団体があるわけでもなく国から守られているわけでもありません。著作権法というものが法律に記載されているだけです。

法律に記載されているだけ…なのですが、これがとても重要であり、いざという時の武器になります。

著作権がある正常な流れ

著作権法がなかったら?

もし、著作権法が無ければどうなるでしょう。

まず、著作物を際限なくコピーしたり二次利用したりして海賊版が横行します。値段も正規品よりも安価で売ることができ、すぐに価格競争になります。

これにより著作物の価値が劇的に下がります。そもそも著作者は開発資金を出して開発した著作物ですが、コピーされて安価で売られたら収益で開発資金を回収することすらできなくなります。そうなれば著作者の生活ができなくなり、生活が出来なければ開発も出来ずに、いずれ開発する著作者は居なくなります。

これは、個人の著作者だけではありません。全ての企業に言えます。だって、いくら研究して開発しても、世に出した瞬間盗まれて、品質そのままに自分たちが提示した正規品よりも安く広まってしまうからです。中には、品質を落としてでも価格競争に勝とうとする輩も出てくるでしょう。どちらにしても開発者のところへ資金が入ることが劇的に難しくなります。

「多くの人たちに安く良い商品が出回るのは良い事では?」

まず考えられる事だとは思います。しかし、それも最初だけで、長続きはしません。

開発して質を維持したり高めるには、開発費や人件費など、どうしても資金が必要になりますが、価格競争をしていると資金に限界がきます。すると二択を迫られます。

  1. 人件費削減して価格も質も求めるか。
  2. 質を落として価格競争を勝つか。

1.は、選択する人は少ないでしょう。なぜなら、すぐに限界がくるからです。質を求めて1人あたりの労働を過剰に課してしまうと労働者の方が限界に達します。また、少ない人員で質を求めようとしても現実的ではありません。

2.は、労働者には過剰労働は減りますが、価格競争をしている時点で作っても作っても利益が上がらず、結局収入が徐々に減ることになります。

著作権がなくなると流れが止まる

その先は、どうなるの?

問題は、この先にあります。著作権法が無ければ、誰でも人のものをコピーして売ることができるようになります。コピーした人は、開発者とは違い、開発費は必要ありませんし、人件費も対して必要がありません。質を落とせば、もっと格安で販売ができます。

車や家、パソコンや携帯、服や食材、医療機器、薬、絵画や音楽、本、舞台、映画…そうやって一度販売したカテゴリーに、新たに開発して後継品を作る人は出てくるでしょうか。たとえ、予算を出して新たに作っても、すぐにコピーされ、売り上げを全て持っていかれます。

つまり、ここで各カテゴリーの進化が止まることになります。これは、文化そのものが止まってしまうのと同じです。

文化の流れがなくなるということは、お金が出回らなくなります。そうなるとお金の価値が無くなります。そもそもお金すらコピーしてたら、その時点でお金は何の意味もなくなるわけですが…。

行き着く先は、自給自足…

著作権は、単に著作者を守るため…のものではない。

いかがでしょうか。著作権は、単に著作者を守るためではなく、文化そのものを維持するのに必要な権利であり、そのための法であることがお分かりいただけましたでしょうか。

みんなも破ってる?著作権!

みなさんにとって、著作権は無関係なのでしょうか。商売をしていなければ関係のないことなのでしょうか。現実世界では、無関係とは言えません。

偽ブランドの購入や、他人が録画した番組やコピーした漫画を借りる行為、ネット上にある画像を勝手に自分のブログにアップする、勝手にアイドルや役者が使っていた物と似た物を作る、…など。

何が著作権違反となるのか…簡単に言えば、著作物として守られている物を無断で使用した場合ですが、色んなケースがあるので事案については割愛します。

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