さて、著作権とは、著作者と創作物を守る権利と言うことでしたが、インターネット時代では、無法地帯な事案が増えてきました。そこで生まれたのがクリエイティブ・コモンズという国際的非営利組織とライセンスです。

簡単に言うと著作権法で守られたものと、権利放棄したものの間のグレーなところを6つに区切ったルールで、著作者が意思表示する必要があります。

最も自由度の高いライセンスから見ていきます。

表示

原作者の名前やタイトルなどのクレジットを表示すれば、改変はもちろん営利目的での二次利用も許可されたライセンス。

表示ー継承

原作者の名前やタイトルなどのクレジットを表示し、改変したら元の作品と同じCCライセンス(このライセンス)で公開する事を主な条件に営利目的での二次利用も許可されたライセンス。

表示ー改変禁止

原作者の名前やタイトルなどのクレジットを表示し、改変を禁止。営利目的での利用(転載・複製・共有)が可能。

表示ー非営利

原作者の名前やタイトルなどのクレジットを表示し、非営利目的である事。つまり営利目的での利用は禁止。

表示ー非営利ー継承

原作者の名前やタイトルなどのクレジットを表示し、かつ非営利に限り、また改変を行なった場合は、元の作品と同じライセンスで公開する事。改変したり再配布は可能。

表示ー非営利ー改変禁止

原作者の名前やタイトルなどのクレジットを表示し、かつ非営利目的で、さらに改変もしてはいけない。再配布のみ可能なライセンス。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスは法律?

残念ながらこのライセンスそれ自体は、法律ではありません。あくまで約束事という位置付けに今はなっています。(2019年4月現在)

では、法的効力はないの?

そんなことはありません。明らかに利用者が認識できる状態で利用者が原作者の意図を故意に無視して勝手に使った場合は、法の下で主張することになります。つまり、法的効力があります。

なんでこんなライセンスが必要なの?

ただ作品を守るためとクローズにしていては、文化や芸術は発展しません。かといって、すべてフリーにすれば、それはそれで発展できないことはわかっています。このクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの画期的なところは、原作者が作品の利用をコントロールできるようになっている点です。これにより、条件下で作品を最大限に広く流通させることができます。

基本的には、原作者に許諾することなく作品を使えますが、場合によっては、原作者に個別に連絡を取り、臨機応変に権利を与えられる事もクリエイティブ・コモンズ・ライセンスでは容易になります。

つまり、何でもかんでも著作権があるからと全てをクローズにする事なく、共有する事が表立ってできるようになります。

いかがでしょうか。どちらかと言うと発信する側である著作者側が、まずはクリエイティブ・コモンズについて知る必要がありますが、利用者も、もし著作者が知らなければ教えてあげるのも一つかと思います。

(クリエイティブ・コモンズ ジャパン https://creativecommons.jp)