今回は、オリジナルフラッグを作る前に…第五弾ということで、フラッグを作成するスタッフについて見ていきたいと思います。

仕様ごとの提案

オリジナルと言うよりデザイナーが居るか否かと言うところではありますが、仕様目的など依頼者側の情報によってデザイナーが提案できるビジュアルの幅や絞り込みが変化するため、より多くの情報を元にアイデアを膨らませないと、より良いオリジナルデザインは期待出来ません。

一緒にショーをつくる精神がフラッグを提供するスタッフにも無いと「依頼者の好きなものが印刷できますよ」といっているだけで、オリジナルフラッグの提供とはほど遠い「印刷機の貸家」に成り下がってしまいます。

スタッフの知識・技術

私の知る限り、「なんちゃってオリジナル」を提供している業者のスタッフの中には、デザインの事やカラーガード競技に対する知識が乏しい方もいます。実際に検証した人の中には、「存じ上げない」とはっきり言っている人もいました。

私もそこまで、詳しくないと作れないと言うつもりはありませんが、浅知恵なりにも依頼時に調べたり直接聞いたり、自分たちができる事をするのはごく普通だと思います。

なんちゃってエピソード3

ある業者のサイトに、カラーガード競技のことやフラッグの必要性やら注意点などの記事が書かれていました。もともと横断幕やのぼりを印刷する業者のようです。

一見「カラーガードの知識もありそうだし、幕やのぼりなども実績あるし、フラッグも依頼を受けている感じだし、信用のできるお店かな」と勘違いしそうですが、カラーガードの事を知っている人がその記事を読めば、中身が薄っぺらく、どこかで調べたのか浅知恵程度の内容であるかがわかります。ですが、あえて問い合わせてみました。

問い合わせ内容は、その時点で全てお話しして一旦電話を切りました。すると、まず折り返しの電話が一度ありましたが、私のタイミングが悪く取れませんでした。

翌日、私からかけましたが担当者が不在でしたので、改めてお電話いただくよう伝言を残して待っていました。

それから一切電話やメールといった連絡がなし…なので、2週間経った時点でこちらから電話しました。すると、また別の電話口のスタッフから「あぁ…ど~いった内容ですかね?」「了解しましたぁ」などと友達か?と言わんばかりのチャラい受け応えで、なんとか担当者に取り次いでもらいました。

取り次いでもらったにも関わらず、当初私が問い合わせた内容は全く引き継いでおらず、一から説明することに。。。

途中、2週間前に問い合わせた内容を思い出したのか「あぁ…」と声が漏れる場面も。

問い合わせた内容は、印刷業者でありカラーガードフラッグを作っていれば最低限わかっている内容ばかりでしたが、結局ほとんど答えられず。

はじめは、カラーガードフラッグを作ったことがあると断言していましたが、問い詰めるとマーチングのショーの中でアクセントとして部分的に使われた(レギュラーフラッグみたいに振れない)重たいフラッグくらいで、いわゆる一般的なレギュラーフラッグは作ったことがないとの事。

だから、あんな中身の薄っぺらい記事があるのかと確信し、記事を外した方が良い旨を伝えて電話を切りました。

数日後、サイトを見てみると記事は差し替えてありましたが、その中でも「カラーガード」と言う単語が一箇所だけありました。内容を見てみるとカラーガードフラッグも団旗や社旗や店舗用フラッグも全部一色単「フラッグ」として考えているようで、結局カラーガード出身者としてはトンチンカンな記事は健在でした^^;

とりあえず依頼が来れば的な感じでしたね。意外とこーいったやり方(とりあえず商品展開して、来たら内容を詰めて行く的なやり方)をしている業者は結構います。業者を探すときは、サイトだけで判断せず、メールや電話で率直に質問をぶつけてみてください。

ホテルの料理とお皿

例えば、特別な日にちょっとリッチなホテルで提供された料理が、どれだけ独創性に長けていて味も一級品だったとしても、盛り付け方やお皿、テーブルクロス、店内の内装など目に見えるビジュアルがファミレスによく見る光景だとしたらどうでしょう。たとえ味が良くても全て台無しですね。

カラーガードやマーチングといった演出も同じことが言えます。たとえ音楽や技術が高くても衣装やフラッグデザインなど目に見える演出が似合っていなければ質が下がってしまいます。

私が大切にしていることは、「ショーがオリジナルであればビジュアルもオリジナリティを追求すべき」ということです。

 

オリジナルフラッグを作る前に…第五弾

でした。

これまでは、世間の実情などを私なりにぶっちゃけてみました。次回は、「んならどうやって依頼したら?」「何を注意したらいい?」と言う事を検証してみたいと思います。


富田 學

富田 學

富田 學 Design Management Office FAVORIS-代表(デザインマネジメント オフィス ファヴォリス) 外部デザイン専門家/Art*Flag/アーティスト活動・支援/クリエイト研究会-会員/マーチングバンド-カラーガードセクション歴14年/ビジュアルコーディネーター/色彩コーディネーター/(楽しいとき)活動促進するプロセスを共有できているとき (得意なこと)本質的な問題を模索したり、既存のアイデアにプラスアイデアを追加・別の視点で提示すること (嫌いなこと)議論・結論が曖昧な話し合い

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